休日出勤した分の休みを平日に取れることになったので、先週の水曜日はお休みでしたー。
せっかくの平日休みなので、築地一ハードルの高い店「寿司大」さんに行こうと思ったのですよねー。
念には念をということで、普段休市日のことが多いためお客さんが少なくなりがちな水曜日を選びました。
いつも始発で行きますが、念には念をということで気合いで?いつもより30分ほど早く築地に到着。
15人ほどの並びでしたが、こんなに少ないのは初めて見ましたよー。
迷わず最後尾へ。
いよいよですよー、気持ちが高まります。
この辺りで注文を事前に確認されます。
悩みに悩みましたが、次回があるか分からないので食べたいネタを一通り押さえられるように「お好み」で行くことに。
最終的に50分ほどで入店できましたよー。
店内は12席、タイミングにもよるのかもしれませんが一斉に入れ替わりました。
僕以外に日本人は2人、あとは全て海外の方でした。
席に着くとガリ、小皿とお箸、おしぼり、お茶が用意されます。
ガリはなくなるとすぐに足してもらえました。
カウンター内は3名、威勢のよい江戸っ子気質がビンビンに伝わってくる軽妙な掛け合いが見ているだけでも気持ちがよかったですが、こちらも巻き込んでお客さん全員が楽しめるように気を配ってくださいます。
玉子。
まずはあっつあつの焼きたてでこちらが登場。
お寿司屋さんの玉子としては甘さは控えめで、溢れる出汁と卵の甘みがたまらんです。
大トロ。
こちらのおまかせコースは大トロで始まるのが恒例なので、とりあえず注文してみました。
おや。
お寿司は初心者も初心者の僕でも気になるほどの筋があってちょっと出足を挫かれました。
普通に美味しいは美味しいですけど、さすがにここで「普通に美味しい」では満足できませんよ(笑)。
ここでアラ汁が登場。
金目のアラがたっぷり入っていました。
金目といえば上品な旨みが特徴ですが、アラとあってやや濃厚寄りの出汁が赤出汁によく合っていました。
鯖(銚子産)。
皮が大き目の切り立て方で写真写りは微妙。
でも青魚の皮目は好きなので嬉しかったです。
こちらも評判を見て期待していましたが、脂の乗りはいまひとつでキュッキュッという歯に掛かる食感。
評判がよかったのは青森産のようで、産地で全く異なるのかもしれません。
サゴシ。
鰆を生でいただくのは初めてな気が。
皮目を少し炙ってあります。
スッとさらりとした脂が融けていき、香ばしい皮目がザラッと舌をなぞっていきます。
これはいいですねー。
白子。
ポン酢で和えてあります。
こーれ美ぉー味しいぃーーー。
これはもはやベシャメルソース。
ミルキーなコクを2倍3倍と濃縮させたベシャメルソースのよう。
さっぱりとしたポン酢の後味でくどさも回避。
白子、はまったら危険ですけどねー。
カワハギ(肝乗せ)。
コリッコリッと歯応えのある食感の身に旨みの濃厚な肝が絡みます。
鰤(北海道産)。
基本どの握りもネタが大きめでしたが、これは特にでっろーーんと乗っかっていました。
そして口に入れると体温で融けること融けること。。。
鰤は脂になりました。
これも強烈なインパクトがありました。
〆に穴子。
ツメはやや甘め。
「やわらかくて崩れやすいので気をつけて。」との注意通りふぁっっんふぁっっんの身が、こちらも口に入った途端ほぁゎーんと解けます。
これも絶品。
この日は最初は、少し無理してでも気になるネタは全て食べよう、と意を決して臨みました。
でも食べてるうちに、絶対また来よう、と気が変わりました(笑)。
なのでこの日食べたいものを思いのままに食べようと、値段も貫数も感情せずに一心不乱にお品書きをみつめていました。
その結果、、、7貫しか注文していなかったという・・・(笑)。
まあそこは僕ですから、満腹で大満足でした。
おまかせだと僕にはちょっとボリュームがありすぎそうです。
超人気店ながら驕ることなく客を味でもそれ以外でも幸せにさせる、素晴らしいお店だと思います。
そしてまたお寿司っていいですねー。
幸せ幸せ。
また伺える機会があるといいです。