お昼はサンラサーさんへ。
ちょっと早めに着いて、気配を察されながらオープンを待ちました。
基本的にスタンディングのみのお店ですが、この日はカウンター1番奥だけ置いてある椅子に座っていただけました。
決めてきた注文に、追加のトッピングメニューも注文。
わんぱく、ローストポーク。
「わんぱく」というのはその日のカレー2種両方と、アチャール全部、さらにキーマに炙りチーズが乗るという「まさしくわんぱく」な全部盛りメニュー。
ローストポーク。
身が締まりすぎず、脂身でほどけるやわらかさ。
味付けは抑え目で、カレーと合わせていただく意図を感じます。
いい香り。
左はへべす、右がレモン。
酸の効いた味付けに爽やかな香り、ビターな後口。
サンラサーさんの定番アイテムですが、この辺りからお料理の完成度の高さがにじみ出ています。
手前からヤングコーン、大根、帆立。
帆立がスルメのような「噛めば噛むほど噛んだ甲斐のある」味の深さでした。
サラダにはマンゴードレッシング。
1皿全体のバランスとして、ここに"甘み"が入っているのは結構大事な気がします。
ブラックペッパーのポークキーマ。
ブラックペッパーがホールでゴロゴロ入っていて、バッチバチに弾けます。
かなり突き抜けた印象を残しますが、全体の印象を損なわない、いわば邪魔をしないペッパー警部仕上げ。
サーグアール―。
ほうれん草とじゃがいものカレー。
ぽくぽくしてザララ、さわやかなスパイス使いと相性のいいクリームのコク、しっかり塩気。
サンラサーさんのプレートは、お皿全体に広がったキーマのオイルの"まとめ力"が凄まじいですね。
酸いも甘いも、同系統のチーズの油脂分も丸ごと静かに並べて味わわせてくれるイメージなのですよね。
デザートは栗ームブリュレ。
前回もブリュレをいただきましたが、人気そうな栗も押さえておきたかったのです。
コチ、コチとキャラメリゼを割ると…、
マロンクリームは、ブリュレのクリームとしては結構緩めでクリーミー。
モンブランで例えるなら、オーボンヴュータン系といったところでしょうか。
想像したより高貴なブリュレでした。
個人的に、今までサンラサーさんでいただいたプレートでは、カトリの中身は赤や黄色系でしたが、今回は初めて緑。
カレーの赤要素が減った分をローストポークで補って、彩りも完璧に近い一皿でした。
またすぐさま次回が楽しみになりながら、ごちそう様でした!