続いても週頭から営業を再開した「寿司大」さん。
こちらもふらっと入れそうだったのでお邪魔してみることに。
市場の飲食店の中で最も長く休業されていたとあって、再開初日などはなかなかペースが戻らなかったそう。
でもその様を説明してくださる店長の口ぶりはいつも通りのそれです。
いさき。
品札から季節のネタをみつけて「今日のはいいよ!」と出してもらうこの感じ、たまらないのですよねえ。
脂が強くてしっとりとろける身と、炙った皮目の香ばしさ。
きす。
「いさき…き…き……」としりとり形式で思いついたお気に入りのネタを次に。
小振りな魚ですがプリッと小気味良く弾ける食感が心地よいです。
梅肉て後味さわやか。
やりいか煮。
こちらのつまみも季節の定番メニューです。
こういうのをいただくと、もう夏へまっしぐらだなあと感じます。
やりいかは火を入れても身が固く締まらずしっとり。
いかの旨みを活かした煮上がりで、どろりと詰まった真子の味わいもストレートに感じることができます。
仕上げの甘いツメがポイント。
いわし。
梅雨時ということで、旬のいわしもいただきます。
この時期は脂乗りが別格で、握りにしても表面を厚く脂の層が覆っているのが見て取れます。
白海老。
こちらも「いわし、いわし、し…し…」としりとり形式で思いついたのですけど、「今日の白海老はめちゃめちゃいいよ!」とのこと。
ね~っとり濃厚な舌触りで、甘みの強い白海老でした。
最後に珍しくあわびなぞ。
お隣の方に「音!」と突っ込まれるほどコリリッコリリッと歯応えがはっきりと音になって響き渡ります。
食感に合わせて、貝の爽やかな香り。
というわけで久々の寿司大さんを満喫することができました。
外出自粛の期間中、淡々と変わり映えのしない生活をしている中でも、野菜や果物で季節を感じるなあとしみじみしていたのですけど、やっぱりお寿司も季節を食べるお料理ですね。
季節は進んでいるな!と改めて実感しつつ、ごちそう様でした!