住吉の「珈琲かたの」さんへ。
営業時間を少し変えたようですが、事前に確認してこの日は開いていたのでひと安心。
お話を伺うと面白い豆があるとのことで、迷わずそちらを注文。
「2500円ですが大丈夫ですか?」と確認されましたが、迷わずに注文であります。
サンマリノ・サンドライ(1990年収穫)。
30年熟成、つまり収穫されてから適切な温度管理などのもと保管されていたオールドビーンなのだそうです。
最初は、同世代!と思ったものの、よく考えたら自分がのうのうと生きてきた間黙々と熟成を重ねてきたのかと思うとなかなかに感慨深いものがあります。
焙煎の志向もあるとは思いますが、ビターな香りベースの味わいで、深煎りのわりに甘みは強く出ず旨みがビシッと固まった感じの味わい。
苦みは強いという感じはしませんが印象に残るいい味で、後口には樹木のような心地よい香りが残ります。
すごく変わった味がするわけではないのですけど、どっしりとした貫録のある味わいの1杯でした。
他にも興味深い焙煎に色々チャレンジされているようだったので、また楽しみに伺いたいと思います。
ごちそう様でした!