この日は平日に休みをとって鎌倉へ。
久しぶりに江ノ電に乗ろうということで、藤沢から鎌倉行きに乗り込みました。
太陽の眩しい中、稲村ケ崎で途中下車して「タベルナ・ロンディーノ」さんでランチをいただきます。
学生時代以来なので10年ぶりくらいです。
前菜とメインを選ぶプリフィクスのコースを注文。
秋茄子のインボルティーニ。
熱々のチーズと、乳脂がとけ込んで甘みが膨らむ秋茄子。
ヤリイカの詰め物 白ワイン煮込み。
ソフトな口当たりのヤリイカと、詰め物は豆とゲソでしょうか。
ソースのトマトは甘みの強いもの。
イカスミのスパゲッティ。
提供された瞬間からイカスミに飛び込んだかのように、濃厚な香りに包まれます。
イカスミが服に飛ばないように集中しながらでも頭にガツンと叩き込まれるような風味の強さ。
スパゲッティ ネオナータ(生シラスのオイルソース)。
イカスミのインパクトが凄まじかったので地味に見えてしまいますが、小魚特有の骨っぽい磯の風味とニンニク、オリーブオイルのやわらかくも力強い味わいが口いっぱい広がります。
ポクポクとしたゆで上がりのスパゲッティと、しっとりソースのようにとけ込む食感の生シラス。
前菜もパスタも上品すぎず、かといって雑多ではないところが絶妙にシチリアっぽく感じられるランチでした。
ご時勢もあって開放的になっていたこともあって、かえって目の前に広がる海の風を感じながらいただくことができたように思います。
また季節ごとに伺いたいお店だなと思いながら、ごちそう様でした!