朝ご飯の後はふらふらと移動して下北沢から電車に乗って吉祥寺へ。
以前から気になっていたコーヒー屋さん「珈琲笠間」さんにお邪魔します。
バーの間借りで営業されているということで勝手に窮屈なお店を想像していましたが、ソファー席まである広々としたお店でした。
粋(エチオピア・ナチュラル)。
メニューは使う豆の量ごとに濃い方から粋(25~30g)、充(20g)、風(13g)と名付けられていました。
せっかくなので1番濃いものを。
「ネルドリップらしいとろみのある濃い珈琲と、さいごの方に抽出される淡い珈琲の両方をお出しします」
なるほど確かに30gもあれば後半まで結構濃いエキスが抽出できますし、前半のコーヒーを分けて出すことでより濃厚なコーヒーとして提供できるということですね。
器も素敵ですが、1枚1枚雰囲気の違うコースターも素敵。
メニューによってなのか、店主さんがじっくり選んでコースターを出されていたように見えました。
こちらが前半に抽出された濃厚な方。
ゆっくり丁寧にドリップしていたからか、元の湯温の設定かもしれませんが、かなり温度は落として提供されている印象。
高温のときに抽出されやすい苦みの要素がほとんど感じられないような、やさしい甘さと旨みが前面に出ている1杯でした。
とても濃厚。
こちらは後半の淡い方。
淡いとはいっても、普通の基準でいえば濃いコーヒーに分類されそう。
豆自体はしっかり深煎りなのでもともと酸味はあまりないと思いますが、かなり温度を落として抽出されているのでやや酸味のような軽やかな風味が感じられたように思います。
デミタス(温)。
デミタスは温とロックという選択肢がありましたが、温で。
豆はエチオピア・ナチュラルとメニューに書かれています。
こちらも2杯に分けての提供。
デミタスと、その後に抽出されたコーヒーということのようです。
デミタスは40g60cc抽出ということで、今までいただいたデミタスの中でも最も豆を多く使われていたと思います。
それはデミタスを抽出した後でもしっかり味のあるコーヒーが出せるなと。
こちらも粋と同様、温度を低く設定しているからか飲み口としては刺激がほぼなくて穏やかなまったりとしたもの。
それでいてガツンとパンチのある濃さです。
こちらが残り抽出のコーヒー。
ひと口飲んだ印象はデミタスと変わらないくらいの重さ、濃さがあります。
若干こちらの方が軽い味わいで、焼き芋のような甘いキャラメル風味が漂ったデミタスに比べるとやや香ばしさに寄った香りがしていました。
というわけで2杯コーヒーを注文したのですけど、結果的に4杯のコーヒーを飲んだ形になりました。
この日はお菓子がなくてありつけなかったのも心惜しいので、ぜひまた伺いたいと思います。
コーヒーの新たな可能性を感じつつ、大大満足でごちそう様でした!