関内から京浜東北線で舞い戻って有楽町で下車。
この日は朝の小田保さん以来チーズ屋さんの試食しか食べていなかったので、軽くつまみたかったのですよね。
はまの屋パーラー。
2011年に45年の歴史に幕を下ろしたはまの屋さんのご主人から、2012年に引き継いで再オープンさせた現在のご主人に直々に受け継がれた名物のサンドゥイッチなどのメニューが人気の、古き良き雰囲気の喫茶店です。
ほどよく空席があったので問題なく着席。
大体決めてあったメニューを注文しました。
年齢層はやや高めの店内に、笑い声とタバコのニオイ。
ルーレット占いを回しながら、意識はBGMのビートルズの曲名を思い出すことに集中している。
ちょっと村上春樹の世界?( ̄▽ ̄)
少し待ってコーヒー(はまの屋ブレンド)が登場。
サンドゥイッチを頼んだので1杯250円でした。
結構好きな質感のカップです。
苦味のベースはしっかり抱えながら、フルーティーな香りのある新鮮さを感じさせる豆。
飲みやすい普段使い向きのコーヒーでした。
サンドゥイッチ(620円)。
メニューにははっきりと記載がありませんでしたが、2種類選んで半分ずつ作ってもらうことができるようです。
+30円でパンはトーストに。
カットが小さめで、本当に「つまむ」イメージのサンドですね。
トースト具合とエッジの効いたカット、こういうところに腕が出ますよね。
巻物を頼んだら寿司職人の腕が分かる、なんて言われたりしますがそれに近いものがあるかもしれません。
サンドされているのはオムレツではなく、塩味の玉子焼き。
白身由来と思われる表面の香ばしさ、マーガリンの塩気。
パンもちゃんと甘さと香ばしさを加える重要な役割を果たしていました。
フルーツサンド、こちらはトーストしていません。
食パンを半分にした三角形のフルーツサンドだとボロボロこぼれて食べにくかったり、食べにくいせいで味わえなかったりしますけど、このサイズ感はいいですねえ。
フルーツは缶詰のものが中心でしょうか。
黄桃、パイン、バナナ、りんご。
生クリームは業務用の既製品という感じですが、マーガリンの塩気とはほどよく合っている感じ。
ふややーんとたわむサンド。
でも不思議とフルーツはガシッと掴まれてこぼれません。
僕の心もガシッと掴まれます。
フルーツの質に期待して食べるフルーツサンドではありませんが、フルーツサンド欲を満たす要素は見事に揃っている一品でした。
フルーツサンドに求めるものってフルーツの美味しさではないんだなあとしみじみ。
思いつきで伺いましたが、寄ってよかったです(^^)
ごちそうさまでした!