ル・ヴァンさんのパンはもちろんのこと、こちらでは吉田牧場のチーズを提供していると聞いて以前から気になっていたのです。
ル・シァレ。
店名はフランス語で「山小屋」、ということで確かに外装、内装ともに山小屋のようなイメージ。
土地柄か店内はインターナショナルなお客様もちらほらいらっしゃいました。
店内満席でしたが、ちょうど出られる方がいらっしゃったので入れ替わりで相席のテーブルへ。
注文は決めてあったのでサッと注文。
お姉さんがてきぱき用意する背中はジブリ映画のシーンにでもありそうな画で素敵素敵。
まずはセットのスープから。
オイルでこってりのミネストローネ、塩気もしっかり効かせてあると思いますがオイルのコクに飲み込まれてとてもまろやかな味わい。
チーズトースト(900円)、吉田牧場のチーズとドライフルーツの盛り合わせ(800円)。
チーズとチーズ。
今回はチーズをいただきに来ました。
チーズトーストは季節野菜を使ったタルティーヌのような形式。
今回は夏っぽい緩めの食感のかぼちゃがゴロゴロ乗っていました。
厚切りのコンプレのパンはトーストされてゴリゴリもちもち。
チーズはたっぷりのラクレットでしょうか。
ベシャメルは使っていなかったと思いますが、そんな感じのマイルドな味わいでした。
そして特徴的なのはもちもちぷちぷちのきびがたくさん挟んであること。
リゾットのような調子で穏やかに味が入っていて、食べ応えも十分でした。
付け合わせのサラダと、トマトはマリネに。
左の白いのは絶対バナナだと思いましたが、いただいてみたらなすでした。
そしてメインはこちら、吉田牧場のチーズ盛り合わせ。
国産チーズの雄である吉田牧場のチーズは、生産量の制約から販売先が限られているので食べられる場はごく珍しいのです。
カマンベール?
ガワはガシッと、中は緩くとろけます。
国産チーズにしては塩気が気にならない穏やかなもので、ほどよく濃い香り。
マジャクリ。
1度いただいてみたかったセミハード。
コンテやグリュイエールに近いタイプですが、系統は国産チーズによくある系統の味わいでした。
とはいっても、他の国産チーズに比べると塩気が立っておらず、ミルクの旨みで食わせる力があったと思います。
今までにも「吉田牧場の~使用」といったものをいただいたことはありましたが、こうしてストレートにチーズとして食べたのは初めてでした。
輸入物に比べるとどうしても風味が穏やかではありますが、ミルクの旨みがしっかりしているのでチーズとしての個性は残りやすいかもしれません。
美味しかったです。
ル・ヴァンさんのパンはもちろん大好きなので、またパンを購入するついでにカフェ利用したいと思います。