Aさんとお別れした後は久しぶりに天まめさんへ。
カウンター席が埋まっていたのでテーブル席に着きましたが、カウンターのお客さんはみなさん中国の方だったのが驚きでした。
注文するメニューは8割方決めてありましたが、2割くらい迷ってご店主さんと相談しつつ決定。
久しぶりなので近況報告など。
まずは定番前菜のピクルスから。
おやおや、割り箸が出てくるのは初めてかも。
いつもスプーンとフォークでしたからね。
基本的に変更はなさそうですが、タイミングの問題かやや深漬けっぽい感じも。
少し残して口直しとしても使いたいところです。
途中先客のみなさんがお帰りになったので貸し切り状態になって、お話も一層盛り上がりました。
ところてん(くろみつ)(480円)。
ところてんをいただくことは決めていましたが、酢醤油にするか黒蜜にするかで迷ったのですよね。
この日はおやつタイムでしたし、以前追加用のミニサイズを酢醤油でいただいたことがあったので今回は黒蜜に。
搗きたてのところてんの美しさ。
透明が重なって澄んだ白の奥に、曲線美の中に煌めくキューティクルとの対比で黒が見えてくる、そんな深みのある透明感です。
天まめさんといえば「寒天」と「豆」。
キュン、キュン、と2粒の黒豆がまた全体の印象を引き締めますね。
酢醤油を選ぶと黒豆でなく青のりになるのかな?
さて、では黒蜜をかけますよ。
こちらは波照間産黒糖を使った自家製の黒蜜です。
比較的緩めの仕上がりで最初は軽やかな印象を受けますが、コク深い甘みと後に残る香りの強さがあります。
ところてんは寒天と同じく歯応えの強さに特徴のある神津島産天草を使ったものですが、ところてんにするとちょっともろくなりますね。
ちゅるっといただくつもりでしたが、もそもそと崩れてしまうのでちょっと食べるのに苦労しました。
とはいえ雑味のないところてんに黒蜜の美味しさが際立つ一品でした。
後からいらっしゃったご夫婦も交えて美味しいものトークですっかり盛り上がってしまいました。
食べ物の話になるとついついギアを一段、二段と上げてしまいがちな僕ですが、この日は三段くらい上がってしまったような気がします。
ちょっとうるさかったかもしれませんが、またどこかでご一緒する機会がありましたらよろしくお願いします!
そしてところてんもとても気に入ったので、また暑いうちにいただけたらいいなと思います。
ごちそうさまでした!