10月14日(木)、この日は月イチ訪問の寿司大さんへ。
幸運にも何度かご一緒したことのある方がいらっしゃったので、お話しながら楽しく開店を待つことができました。
この時期は気温もちょうど良くて並びやすいのですよ。
来月辺りからはまた寒くなるでしょうけどねえ。
真冬の真っ暗な中で凍えながら開店を待つのももう昨冬で最後かと思っていたのですが・・・。
何はともあれ、今月もよろしくお願いします。
先頭でしたが、お酒を飲む方との兼ね合いもあって奥から2番目の席へ。
まずは今日のお魚を伺います。
ラインナップがすっかり冬めいていますね。
色々気になるところではありますが、何をツマミで、はたまた握りでいただくか頭の中で組み立てていきます。
とりあえず最初の1品は早めに決めて注文。
まずはサービスの玉子が出てきました。
写真ではイマイチ伝わらないかもしれませんが、この日はレモン色とも言うべきエッジの効いた鮮やかな黄色でした。
結構寿司大さんの玉子は毎回色が違う気がしますねえ。
江戸前の太刀魚。
炙って葱ともみじおろし、ポン酢で。
太刀魚は皮目と脂に火を入れてナンボといっても過言ではないほど、炙るだけでも香ばしさが抜群に良くなります。
中はちゃんと生のままなので、ちゅくっと歯応え。
かなり厚みもあって、脂だけでなく身の旨みも心行くまで堪能できる一皿でした。
秋刀魚。
そろそろ今シーズンもお別れになりそうなので、忘れないように最初にいただいておきます。
この時期でも今年の秋刀魚は全くくどくに脂乗りでしたね。
生向きの秋刀魚年でした。
アラ汁はキンメの骨がたっぷりでムシャムシャといただきます。
キンメや太刀魚あたりが入っていると嬉しくなりますね。
たら白子。
こちらも葱、もみじおろし、ポン酢。
モリモリに盛り上がっています。
やや緩い食感で、吹き出しも穏やかだったように思います。
もう少し寒くなってくるとパッツパツになったりするのかな。
鯖。
真鯖だったのでお願いしてみました。
淡い色合い、魚体の大きさを思わず想像したくなる切り立ち。
サクッと歯切れのいい食感、シマアジに近いといえば少し想像しやすいでしょうか。
見た感じ水っぽいかなとも思いましたが、程よく脂が乗ってバランスのいい味わい。
ネタが大きいので何度も何度も噛んでは脂が出る楽しみを繰り返すことができて、幸福の1貫でした。
かわはぎ肝乗せ。
ツマミで注文した方が写真映えはするのですけど、かわはぎの肝は何といってもシャリと合わせていただきたいので握りでお願いすることが多くなっています。
ミルキーでマイルド、旨み旨み旨みで押し切るリゾットのような肝ご飯がとにかく最高!
身はちょっと食感が弱く感じられましたが、肝ご飯に食感とシャープな旨みのアクセントを加える脇役として十分な働きでした。
のどぐろ。
最近長崎ののどぐろのブランド「紅瞳」の値段が上がっているのではないかと思って聞いてみたところ、単純に数が少なくなっているそうでこの日も紅瞳ではないのどぐろを入れているとのこと。
試しにいただくことにしました。
さすがの脂乗り!
口いっぱいに脂が広がります。
とはいえ、やはり紅瞳に比べると軽く感じられたのも正直なところ。
僕がネームバリューにやられているだけかもしれませんけどね!
それを確かめる意味でも、また紅瞳をいただけるチャンスを心待ちにしております!
お店の方と、カウンターに並んだ方と、楽しくおしゃべりしながらいただくことができました。
寒くなるのが楽しみになってきたな!
ごちそうさまでした!