随分夏が盛り上がってきましたので、久しぶりに笹塚のたこ焼きとかき氷のお店「みなと屋」さんへ。
少し並びましたが、無事に入店。
魅力的なメニューに悩みましたが、季節のフルーツに狙いを定めて注文を決めました。
梨(幸水)。
梨もいくつかの品種が出回ってきた時期ですが、こちらは幸水をお使いでした。
ジャッキジャキに角の立った幸水。
強い甘みの傍ら、酸味が心地いいです。
さっぱりしたソースですが、舌触りと歯触りでシャリ感が表現されているところが絶妙。
軽そうに見えて、味の濃さ、さらには香りも感じられる梨満点な1杯でした。
ぶどう(ピオーネ)。
ぶどうの皮で色付いたシロップのかかったミルクベースの氷と、トップには皮を剥いた果肉。
かなり大粒なピオーネであることが分かります。
ざっくり言うとカルピスの巨峰味みたいな方向性ですが、ぶどう特有の渋みがちらっと舌をかすめて味わいの深みを生んでいます。
中にはピオーネのコンポートも入っていました。
ひとつの食材を使って、角度を変えながら様々な側面を見せてくれるようなかき氷で、フルーツ好きとして楽しめる1杯でした。
ネクタリン。
どろっとしたタイプのソースでくるかと思いきや、意外にもさらりとしたソースにドカッと果肉をのせたスタイルでした。
果肉はやわらかくなり始めたくらいの質感ですが、完熟の桃くらい甘みに振り切った食味になっていました。
こちらのお店ではさくらんぼのときもこのスタイルでしたが、皮の赤を残した粗い仕上がりで、これがあるだけで果物そのものの歯応えを体感できてフルーツの再現度が格段に上がっているように感じます。
フルーツごとに魅せ方を変える工夫が秀逸でした。
季節の変わるのが楽しみになるなと思いつつ、ごちそう様でした!