お昼は、気になっていた平日お昼限定のカレーをいただきに東新宿へ。
場所は日清東京本社の裏手。
サンラサー。
新宿ゴールデン街に「間借りカレー」として2017年2月にオープンして人気を博したお店が、同年12月に満を持して近くで実店舗として営業を始められたそう。
女性の店主さんは、もともと著名なインド・スリランカ料理研究家に師事して、そこで講師まで務められていた本格派なのだとか。
お人柄からか、本当にお子さんがいらっしゃるからか「お母さん」と称されることもしばしば。
ビルの3階にあるお店には階段では上がれないそうなので、エレベーターを使いましょう。
詳しくはお店のSNSをチェックしていただきたいところですが、早い時間は予約で一杯になっていることが多いようです。
お店はスタンディングという珍しい方式で、要するに「カウンターで立ち食い」です
。
とはいえ、この日は僕以外に5名ほどいらっしゃったお客さんはすべて女性でした。
メニューの左上に定番、右上に週替わりのカレーが書かれていますが、初訪問で右も左も分からないので「全部乗せ」的なメニューであるわんぱく(1900円)をご飯なしで注文。
色々乗ってます。
2種のカレーと付け合わせの「ウールガイ」が全種類、そしてサラダが乗って、さらにわんぱく限定で炙りチーズトッピングされます。
サラダにはマンゴーのドレッシング。
この辺りも抜かりなし。
真ん中がホタテナス。
左がレンコン。
真ん中から右へ、日向夏、にんじん、きんかん。
しらすには花椒が効いて、よりスパイシーなしらす山椒という感じ。
優しい味付け、香りで多品目。
お料理の感じも"お母さん"然としていらっしゃるのですね。
そういう意味で言えば、こちらは豚肉とたけのこの煮物みたいに見えますが、豚バラとたけのこの花椒香るカレー。
たけのこ、豚のカットの仕方、火入れを取っても煮物のそれのような感じ。
ただ、ウールガイの優しいスパイス使いから一転、この花椒はガッツリ。
爽やかな香りが強まった仕上がりで、酸味に近い香りに。
豚バラは脂身たっぷりでまろやかで食べ応えありでした。
南インド風鶏キーマ。
鶏挽きにしては荒くワイルドな食感。
カルダモンなんかが効いて爽やかな香り。
多品目のおかずを組み合わせ、混ぜつついただくのですが、このチーズもなかなかにいい仕事をしてくれましたね。
こちらもスパイスカレーに入るのでしょうかねえ。
ひとつの目印ともされるカスリメティ―こそありませんが、1皿に多品目を盛り付け、生野菜も添えられて彩り鮮やかにしているあたりはまさにソレといった感じ。
先日ラジオでカレーライターの方が語っていた「インドで使われない食材も積極的に使う」という要素も満たしていらっしゃいましたしね。
カレーが週替わりというのも楽しいですし、何といってもお店の方の作りだす雰囲気がアットホームな空間にしているのですよねえ。
また「帰りたくなる」お店でした。
ごちそう様でした!