ブリカマのお兄さんと「次に行くお店を全然決めていない」と話しながら米花を出て、何の気なしに高はしの店内を覗くと、壁のメニューに「なめたかれい」の文字が!
12月いっぱいで終了するのが普通のメニューなのでこれを逃したら今季はもう出会えないかも・・・、とは思うもののお店の前には10人以上の列。
この冬は諦めましょう・・・とブリカマのお兄さんと別れ、このぽっかり穴の開いたような心を埋める何かを求めてふらつきますがこういうときはダメですね・・・。
と、前から「同じ目」をしたブリカマのお兄さんが(笑)
高はしの裏に回り大旦那に仕入れの数を聞いてみたところ、この日は4尾(全部で5キロ)。
今から並んでもギリギリ・・・とわずかな希望を持って列の一番後ろに並びました。
ちょっと列は伸びていましたけどね。
お店に入るまで、天丼やカツ丼やとんかつの話をしていたらあっという間の1時間でした。
注文をスッと済ませると、
スッと出てきました。
ちょうど煮上がったところだったのでしょうか。
なめたかれい煮(3500円)。
忙しくないときはカマ、ナカ、シモの3つの部位から選択できたりもするようですが、土曜だったので若旦那の一存でシモが出てきました。
なめたかれいのシモは一番エンガワが多いので大人気。
カマ、ナカも当然美味ですからハズレはないのですけどね。
卵もたっぷり。
旨みが濃いです。
ぷるぷるなエンガワがたっぷり。
ちびちびではなく豪快な塊でいただくことができます。
とろりんちゅるんっ、この食感、この口どけ、たまりません。
上品な純白の身は驚くほどに骨からスッと綺麗に離れ、思わず二度見ならぬ「二度食べ」してしまう羽毛のようなふわりしっとり感。
ちょっと煮汁に浸してから食べたりして。
煮汁は醤油がキリッと上品に立ったところへ、かれいの旨みの乗った脂がたんまり。
いやいやさすが名物の一品。
言葉を失うひとときでした。
もうコーヒーも入らないくらいに満腹でしたが、場外でブリカマのお兄さんと再々会してしまったのでフォーシーズンへ(笑)
この後の予定もありましたし、もう満腹を超える満腹だったので勧められたおかわりはお断りしましたが押し切られてもう一杯いただいてしまいました。
きっぱり断る強さがありません・・・。
いやいや、高はしのなめたは諦めかけていたのでいただくことができてとても嬉しかったです。
ブリカマのお兄さん!ご一緒いただきありがとうございました。
例の話、僕本気ですのでー。
この後は田町へ移動です。