ようやくパン屋さんがオープンするくらいの時間になってきたので、札幌のパン屋さんも巡ってみることに。
目当てのパン屋さんを目指して歩いていると、上り坂上り坂上り坂・・・。
スマホの地図では分かりにくいですけど、かなりの高台にありました。
大倉山ジャンプ台方面でしたよ。
ブランジェリー・ラ・フォンティヌ・ドゥ・ルルド。
天然酵母を使ったパリっぽいおしゃれなパンの並ぶパン屋さん。
小麦粉は道産とフランス産を使い分けているそうです。
変に「道産」「国産」にこだわりすぎず、「美味しさ」を追求しているところがいいですね。
クロワッサン(210円)。
巻きが綺麗、焼きも見事でビジュアルが芸術的です。
カシュッカシュッとしっかりした歯応え、もっちりとした生地はたっぷりとバターを含んでいます。
バターもちゃんと香るのに小麦粉の甘みも前面に出た美味しいクロワッサンでした。
美味しい!
フロマージュ(340円)。
やや小さめのパンなので割高にも感じられますが、ずっしりとした重みがあります。
どこを千切ってもチーズが散りばめられています。
モッチモッチ強い弾力とチーズの濃厚な香りで食べ応えあり。
わざわざこれを食べに行くほどではありませんけど、美味しかったです。
クロックムッシュ(280円)。
食パンはやや粗めで分厚い見た目のわりにはふわり軽い印象。
自家製と思われるベシャメルソースは塩気が控えめ、ハムもそれほど塩気が強くないので優しい甘さのクロックムッシュでした。
突き抜けた量ではありませんが、センスのあるほどよいボリュームのチーズがトーストを覆います。
ボリュームがありながら食べやすいバランス感、優しい味のクロックムッシュでしたよ。
とても美味しかったです。
ノアレザン(250円)。
こちらはメゾンカイザーを思わせるセミハード系。
カシッ、モッチリが小刻みに口を楽しませてくれる食感の良さは、これ系が好きな方にはたまらん仕上がりです。
生地の甘みはやや抑えめですが、「物足りない」というよりむしろ自然な感じです。
くるみのローストは食感、味ともに軽やかで丁寧な処理を感じさせます。
レーズンも下手に味が濃くなくてさわやか!
あんぱん(170円)。
天然酵母使用とあって、しっとりして引きが強く、千切りにくいほどのコシの強さ。
ピンクにも近い淡い餡の色。
見た目通り爽やかな甘みとお豆の滋味深い後味が生地のミルキーな味わいを引き出してきます。
パンペルデュ(230円)。
そこそこ中心近くまでアパレイユは浸みていたものの、ちょっと乾燥してしまっていたのが残念。
出来立てを食べたかったなあ。
小樽ではあまり納得のいくパン屋さんに出会えず、札幌のパン屋さんもオープンが遅めでちょっと不安がよぎっていたところだったので、美味しいパン屋さんに出会えてよかったです。
坂を上った甲斐がありました。