このエリアに来たら寄っていきたいお店はたくさんあるのですが、この後は予定が控えているのですよね。
というわけであきらめましょう、と思いながら周辺のお店を検索してみると(おいっ)、目を疑うような店名が!!
それもすごく近く!
急ぎましょう(笑)!
フラウラ。
都内の美味しいモンブランを調べていると必ず名前の挙がるお店。
というのに今までいただいたことがなかったのは、世田谷区役所そばにあったこちらのお店2011年8月に閉店されたからなのですよね。
なんでも今年2014年8月にリニューアルオープンされたのだそうですよ!
抑えきれない興奮を抑えきれてしまう性格なのがもったいないですが、落ち着いて個人的な定番商品を注文。
クロワッサン(194円)。
ミルキーで甘みのあるバターも豊かですが、それ以上に小麦の甘みがしっかりと感じられます。
ギュッと詰まってもちもち。
焼きたてでないところもパティスリーっぽいところ。
バターの華やかな面ではなく、言ってみれば「陰」の良さが出ています。
落ち着いた優しい甘みのあるクロワッサンでした。
クロワッサンオザマンド(237円)。
スライスアーモンドがたっぷり。
アーモンドクリームは恐らく上に乗せてあるだけで、量も少なめ。
物足りないかな・・・と思い始めたところで、むむ!
シロップを打ってある?
フルーティな甘みがとてもセンスがありました。
土壇場の逆転ホームランで「好きなクロワッサンオザマンド」の仲間入りです。
ではでは満を持して。
モンブラン(518円)。
これですよ。
マロンペーストは細めながらぽくっと固形感があります。
ほんのり甘みがあって、ほのかに栗の香り。
一切湿気ることなく、風味も甘さが一歩引いてしまうような「味」があります。
中のクリームががっつりな焼き色ですが、外のタルトはさっくりほろろ。
強すぎないバターの香りもまたセンスがよいですね。
アーティスティックな原型に負けないくらいアーティスティックに食べ進めます。
シャンティは脂肪感は軽めでコクはあるのにさっぱり。
中心部のどっしりしたマロンクリームは、これまた食感、甘さのバランス感覚に秀でたものですが、やっぱり栗の風味はほのか。
栗を味わいたい!という方には物足りないかもしれませんが、とても完成度の高いケーキでした。
無駄を削いだ朴訥としたマロンペーストも悪くなかったですけど、このお店の神髄はもう少しトリッキーなところに見られる気がします。
次回はもう少しテクニカルなところに挑戦してみたいです。