お昼に、SNSで見かけて気になったお店へ。
やってきたのは表参道。
「分かりにくい」と聞いていた通りの感じの細い路地でお店をみつけました。
misola。
新富町のイタリアン「ステッソ・エ・マガーリ・シック」(現・シック・プッテートル)のシェフがこちらに入られて、4月からお店がリニューアルしたとのこと。
SNSで写真をお見かけしてこれはぜひいただいてみたいと思っていたのですよね。
お水はガス入りをお願いして、明るくて広々した店内でのんびりとお料理を待ちます。
白と黒の器で、フィンガーフードが2皿登場。
この手の前菜は好みなのですよねえ。
生シラスと海苔のクロスティーニ。
パッキパキに炙られた海苔の上に生シラスを乗せたクロスティーニ風。
ねっとりした生シラスと海苔の食感のコントラスト。
素材の味わい、香りを活かした仕上がりです。
カリフラワーのメレンゲ。
「ひとつだけ食べられます」系の前菜ってたまにありますけど、これに関しては全部食べようと思えば食べられるなあと思いながら真ん中のひとつをつまみ上げます。
カリフラワーと同じ色に揃えたメレンゲでクリームチーズをサンド。
軽くこざっぱりとした味わい。
さらにフィンガーフードが2皿登場。
これはスタートから楽しいコースです。
フォカッチャの上に馬肉、サマートリュフを乗せたブルスケッタ。
ひとくちで食べるにはやや大きめでしたが、大口を開けて頬張ります。
色鮮やかな馬肉の旨み、サマートリュフは香りは軽めですが食感がぽりぽり。
鴨肉のクロケット。
こちらは鴨肉の強い、パンチの効いた肉々しい味わい。
ひと口でガツンときます。
パンはイタリアの小麦粉で統一してあるそう。
小麦粉、全粒粉、ライ麦粉、さらにはコーンミールまで。
プチプチした食感と、ほんのり穀物の甘みが感じられるいいパンでした。
アオリイカのグリル キュウリのソース。
白と緑でさわやかな1皿です。
野菜はおかひじき。
軽めに火入れして、香ばしさを出しつつ生の食感の趣を残したアオリイカ。
キュウリ、白バルサミコのソースは、見た目通りのさわやかさです。
トマトとうにのパスタ。
お酒を頼んでいないので、ややボリューム多めにしてくださっているそう。
青いのは浅葱でしょうか。
しっかり芯の残った茹で加減で、少し辛みの効いたトマトソース。
うにのパスタがトマトベースなのって個人的にはあまり経験がなかったのですけど、酸味と旨みが加わることでうにが意外な味の広がりを見せて面白かったです。
想像できそうで、想像できなかったバランス。
鹿肉のロースト。
赤身の綺麗な鹿肉です。
チャリッと香ばしく焼けた鹿肉は、脂も少し感じさせつつ、赤身の旨みとほんのり鹿特有の香り。
奥の野菜は新玉ねぎとこごみ。
春の野菜の甘みを感じられる付け合わせでした。
ドルチェはティラミス。
お酒を効かせたクリームとアイス。
下には崩したココアの生地。
シンプルですが、それぞれ質の良さを感じさせるドルチェでした。
コース料理のときはハーブティーをいただくことにしているのですけど、ティラミスとの相性を考えて今回はコーヒーにしました。
というわけで、写真で見ていた通り見た目は美しく、組み合わせの面白さや、もちろん味の良さとどれも期待を裏切らないお料理の数々でした。
また季節が変わってメニューの入れ替わった頃にお邪魔したいな!と思いながら、ごちそう様でした!