続いて場外に出て、久しぶりに長生庵さんへ。
春の風物詩をいただきましょう。
お目当ての春野菜天盛り合わせと、面白そうなお刺身を注文。
短い「春」の間にも、時期によって盛り合わせのラインナップが変わるので気が抜けないのですよね。
ちなみに2年前には、同じく場外の「天ぷら黒川」さんでふきのとうをいただきましたね。
春野菜天盛り合わせ(ハーフ)(800円)。
この日の内容はふきのとう、たらの芽、菜の花、新たけのこ。
添えてあるのが桜塩というのも風流。
菜の花。
ちょっと土っぽさもある青々とした、あの独特の香り。
油が菜の花自体にはあまり入っていないので、より"そのもの"な味わいが感じられますね。
新たけのこ。
衣に閉じて蒸されて、みずみずしさが際立っていました。
コリッというより、プリッとした感じ。
たらの芽とふきのとう。
この辺りは春野菜天の常連の貫録。
厚みのある種なだけに、歯が入った内側から立ち上る香りで底知れぬ香りの奥深さを感じさせます。
うちわ海老刺身(800円)。
なんと!1尾分でしたか!想像だにしなかった豪華さですよ。
セミ海老との違いがよく分かっていなかったのですけど、セミエビ科ウチワエビ属なのだそうです。
もっちりして最後に歯にキュッとかかる歯応え。
イメージしたよりは甘みが控えめで、白身魚をも思わせる旨みの強いシャープな味わいでした。
狙い通りの春野菜天も、偶然出会ったうちわ海老も、どちらも春らしい爽やかな香りが印象的でした。
いい春が来そうです。