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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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銀座の「俺のBakery&Cafe」でトリュフ・トリュフ・トリュフ。

この日はお昼に予定していたお店にフラれてしまい、取って代わる美味しいものが思いつかなかったため、ネタのインパクトに逃げることに。
 
というわけでやってきたのは銀座。
 
久しぶりの「俺のBakery&Cafe」さんです。
土曜のお昼過ぎでしたが、並びはなくて購入することができました。
 
さすがオペレーションが効率化されていて商品が紙袋に入った状態で用意されているのですけど、取り違えのないように紙袋に違いがあるような気がします。
 
今回は最高級メニューだからか、ロゴが金色ですね。
トリュフ・トリュフ・トリュフ(1斤)(2000円)。
1日1回、9時焼き上がりとのことだったので売り切れているかもと思いましたが、この時間でもまったく問題なさそうでした。
 
プレーンな生食パンの高級の方は2斤で1000円なので、こちらは4倍の値付けということになりますね。
 
登場した当初は3000円だったようですが、内容を変えずに2000円に値下げしたとこのこと。
 
マスカルポーネを練り込んだ長時間発酵の生地。
 
目に見えてたっぷりのトリュフが入っていますね。
 
断面もしっかりトリュフがぎっしり。
 
俺の生食パンよりは肌理の粗い生地ですが、マスカルポーネを使っている分しっとりしていて総合的な印象は結構近かったように思います。
 
ただ、マスカルポーネって生クリームに酸味料を加えたもので、加熱したらほとんど生クリームみたいなものだと思うのですよね。
 
こちらのお店は中洞牧場という契約牧場の高品質脱脂乳を売りにされていたはずですけど、マスカルポーネは中洞さんのものではない可能性もあります。
生食パンはすごくミルクの香りが強かったのですけど、ちょっと発酵バターでも加えてしまったような重さが出てしまったいたように思います。
口どけもべったりとして重め。
 
肝心のトリュフですが、これはトリュフ自体はあまり香っていないのではないかという気がします。
 
香りにトリュフらしい奥行きや複雑さがなくて、いくつかピックアップした香りが不自然にデフォルメされたような感じ。
トリュフオイルなり香料なり、使っていらっしゃるのかな。
例えるならばガムのフレーバーのような、似せて作り込まれたような香味で、「伝われ~伝われ~」とアグレッシブに主張してくるので、お世辞にも心地よいと言えるものではありませんでした。
 
インパクトを持たせるところと、抜くところ。
さすがメリハリの付け方がお上手な商売をされるなあと感じましたが、休日の昼過ぎにお客さんがいなかったので言うほど上手くいっているわけではないのかもしれません。
 
「トリュフたっぷり」とは宣伝してありますが、特別トリュフの質については言及がありませんし、嘘を言っているわけではないので真っ当といえば真っ当なのだと思います。
 
ただこのパンではトリュフの良さも、食パンの美味しさも感じられたものではないと思います。
勉強になりました。

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