続いて米花さんへ。
このところ魚河岸の飲食店の醍醐味ともいうべき、豪快な魚が回ってくることが多かったので楽しみに伺うと…、
豪華!
大皿でメインがいきなり2皿出てまいりました。
太刀魚のバター焼き。
火が入ると頗る香りが立つのでお馴染みの太刀魚の脂に、幾重にも層を成すかのようにふくよかな香りに厚みを増すバター。
脂の乗りすぎた刀身は、ご覧の通り無残にも刃こぼれ。
刃こぼれからのプンといい香り。
10年前の最盛期の秋刀魚を思わせるような、全身がコラーゲン層で覆われたような脂乗り。
そこへバターが浸み入るのだから、もうたまりません。
たまったもんじゃありません。
ガツンとヘビーに濃厚な太刀魚と合わせるのは、こってり濃厚クリームシチュー。
米花さんではシチューの日もお味噌汁が付くわけですが、「シチューはstew(煮込み)であってsoup(スープ)ではない」と言われるかのようで、なるほどこの具たくさん。
豪快カットの鶏肉、野菜どちらも食感といい味わいといい素晴らしいのですけど、やっぱり米花さんは鶏の調理が秀逸。
ぶりんとボリュームある食感に、シチューの中にあっても弾けるような旨みの広がり。
というわけで目をキラキラさせながら食べ続けて、大満足でごちそう様でした!