「ブログは読んでるけど、チーズの日は読まない」
と言われることも珍しくないチーズの記事ですが、本日はカマンベールをご紹介。
「それなら知ってる!」と興味を持って読んでくださる方が1人でも多くなることを願って書かせていただきます。
カマンベール・ドゥ・ノルマンディー。
ちゃんとAOCの名前の付いた、法律に則った伝統的な製法を守って作られたフランスのチーズです。
細かいところまで指定されて作っていてもメーカーによって全く違った仕上がりになる、というのがチーズの面白いところ。
日本でなじみのある「カマンベールチーズ」と比べると、結構強めの牛のミルクの香り。
これは冷蔵庫から出してすぐに写真を撮ってしまいましたが、常温に置くともう少しやわらかくなって香りもグンと膨らみますね。
フランスではガワを外してクリーミーな中身だけ食べるのが"ツウ"なのだとか。
なるほど中身だけいただくとミルクの味がストレートに伸びよく感じられて、
ガワの味わいというのが寄り道になっていたのだなということに気が付きます。
とはいえ別にガワがあったからといって味が落ちるというわけではなかったので、
食べ方の1つとして頭の片隅に置いておけばいい知識なのではないかと思います。
2,400円/個だったかと思います。
カプリジーゼ・アル・ビノ。
「Al Vino(アルビノ)」、つまり赤ワインに漬け込んで熟成させたスペインのチーズです。
山羊のミルクということで、白よりも白い色。
写真で上手く表現できていませんが、かなりあざやかな赤ワイン色に着色されています。
スンスンと鼻を近付けると、酔っぱらってしまいそうなほどきらびやかな香り。
みっちりと詰まったセミハード。
包丁が入るとき"ぽくっ"と手応えがありますが、食べると固さは感じないクリーミーな口どけ。
山羊乳らしい、さわやかな酸味と甘みのバランスのいい味わい。
そこへ赤ワインの苦みも携えた甘い香りが加わって、口から鼻まで華やいだダンス会場状態になります。
3,600円/個ですが、華のあるチーズなのでお土産にも合うと思います。
僕も何度か使っています。
何かの機会にぜひー!