2度目の茅場町「caveman」さんへ。
古い銀行の建物をリノベーションしたホテルに入ったカフェレストランです。
前回と同じカウンター席に案内していただけました。
メニューの説明を受けた後、まずはスープとパン、バターが提供されます。
天然酵母のサワードー。
ちょっと酸味のあるパンで、外カリ中ふかな食感が秀逸です。
発酵バターはミルクの甘みが強めで、さらに上から振った塩がキリッと利いたもの。
ポーチドエッグ。
下に百合根のピューレ、上にはバイマックルーとミントの泡。
野菜は芽キャベツやフレッシュの春菊。
苦みをちらつかせる味わいに春らしさがあります。
バイマックルーが泡になっていることで軽妙な香り方に収まっていて、春菊や芽キャベツといった青々しい要素とほどよくマッチしていたように思います。
モーニングでいただくにはかなりリッチなソース使いで、味の要素の多い1皿でした。
季節野菜のプレート。
グリーンサラダの下にアンディーブとアボカドのグリルが隠れています。
また中央には十五穀米とナッツ。
仕上げにかけたドレッシング代わりのソースは、白菜とミントの風味を付けたもので、苦みが苦みとして感じられる前に爽やかな香りにいなされる感じの味作りがされていました。
明確に苦み要素として存在感の濃いアンディーブ。
まったりしてほくほくな質感が独特なアボカドのグリル。
野菜プレートであると同時に、主食メニューとしても少し食べ応えのある1皿でした。
野菜の旨みで味濃さを作っているところに技巧を感じました。
カフェラテ。
同じホテル内に入っている「Switch Coffee」さんによるもの。
バチッとインパクトの強い味がジャブを打ってくるエスプレッソと、きめ細かさとコクで余韻の長いミルク。
美味しいなあと感心しながらいただいて、後から思い出したのですけど、ちゃんとコーヒーの専門店のドリンクだったということも大きい気がするのですよね。
レストランの食後のコーヒーではなかなか出会えない、餅は餅屋としてのよさを感じられる1杯でした。
クレープ。
デザートは金柑のシュークリームとの2択でしたが、シンプルなお菓子気分だったのでこちらに。
やや厚みがあるかとも思いましたが、芯までムッチムチの生地は無駄な重たさを全く感じさせないもの。
生春巻きの皮の食感とパンケーキの香ばしさのいいところを合わせたような1品でした。
このクレープを食べるためだけにでもまた来たくなるような、記憶に残る出来栄えのお菓子だったように思います。
前回とスタッフの方は違っていましたが、ちょうどいい距離感で雑談も楽しみながら、いい"ダラダラ"感で休日の朝を過ごすことができました。
人を連れて来たくなるお店だなあと思いつつ、ごちそう様でした!、