月替わりのアイスとスープのメニューをいただきにこのところ毎月伺っている幡ヶ谷「kasiki」さんへ。
お目当てのスープメニューとは別に限定商品も出ていたので、まずはそちらからいただきます。
桜のカッサータ。
カッサータというのはリコッタチーズのアイスに果物の砂糖漬け、ドライフルーツ、ナッツなどを混ぜ込んだシチリアの伝統菓子のこと。
「kasiki」さんでは春らしいアレンジで、桜の塩漬け、苺のソース、ホワイトチョコ、アーモンド、ピスタチオを使っています。
上下は煎茶のクランブルとのこと。
どういう味の構成になるのか考えながらいただきましたが、意外に中心になるのはホワイトチョコと苺のソースのイメージで、そこに利いてくる桜の塩気とナッツの歯応え。
カッサータらしくはありながらも、春のお菓子として新しい味わいが構築された1皿でした。
とても美味しかったです。
フレッシュハーブのアイス/パイナップルとエルダーフラワーのスープ。
4月は黄色の1皿でした。
春に黄色のイメージってそれほどなかったですけど、こうして目の前にすると爽やかでいいですねえ。
アイスはミント、ディル、レモングラス、タイムなどのハーブの香りをつけているそう。
ディルやタイム辺りの香りをアイスで感じるのは珍しい気がします。
スープのパイナップルは台湾パイナップルで、そもそもがかなり甘い風味があるわけですが、エルダーフラワーで少しニュアンスの異なるやわらかな甘みが加えられていました。
ともすると少しクセの強くなってしまいそうなフレーバーのアイスですが、パインの強い甘みの中で、冷たい中にも香りの主張のある1皿になっていました。
ストレートな春の味とは違うものの、爽やかさで季節を表現したような2品でした。
大満足でごちそう様でした!