この日は土曜日祝日で市場がお休みということで、普段行かれないお店のモーニングをと思って「itoma morning and night」さんへ。
日曜定休なので、土曜の朝はいつも市場にいる身としてはハードルの高いお店だったのですよね。
ドリンクは2種類チョイスすることができるので、今回はチャイと炭酸水を選びました。
タイルのカウンターが可愛らしいです。
モーニングは2種類のスープセットから選ぶのですけど、ミニサイズも注文できるということで、セットで選ばなかった新じゃがと白インゲン豆のポタージュも追加でいただくことにしました。
上にかかっているのは木の芽オイル。
新じゃがと白インゲン豆が似た要素ではあるものの、それぞれの特徴的な風味がよく出ていて、ベースのしっかりしたいい味に仕上がっています。
木の芽オイルはスープに合わせる意味ではバジルとかにも近いニュアンスがあって、逆算で筍を連想してしまうような風味でした。
メインは焼きトマトとパプリカのスープ、ハーブクリームのパン。
池ノ上の「Cafe Rojean」さんでいただいて以来、トマトのスープというものが何かと気になっているのですよね。
こちらは比較的しっかり酸味も残した味わいで、焼きトマトのイメージからいうと甘みより旨み中心なのが少し意外でした。
中央にはレモンの酸味とパプリカの甘み。
トマトの味を再構築したような爽やかで意欲的な1皿でした。
網焼きのトーストにオリーブとハーブを利かせたクリーム。
ここでもトマトのスープと重ね合わせることで味の高さを出すような組み合わせになっていることがポイントです。
店主さんが旅好きな方であることは何となく認識していましたが、この日は常連さんと海外旅の話で盛り上がっていらっしゃって、それがお店の雰囲気ととてもよく合っていて何だかよかったです。
飲食店は人そのものを表すよな!などと思いつつ、ごちそう様でした!