モロッコに来てからコーヒー屋さんといえばもっぱらエスプレッソ系のお店ばかりでしたが、マラケシュにはスペシャルティコーヒーを使ったプアオーバー(ドリップ)のお店がありそうだったので入念に予習してありました。
この日は買い物の後、コーヒー屋さんのあるエリアに近いところにいたので満を持して立ち寄ってみることに。
Colombia Anaerobic Washed NESTOR LASSO。
フィルター抽出のコーヒーは、赤みのはっきりした透き通った液。
サーバーごと提供されて、自分で適量をカップに注ぎながら飲むスタイルで、日本でも方式のお店はありますがカップが小振りなのが印象的です。
お店の公式サイトを見ると、オーストラリアの友人と豆を買い付けてアムステルダムで焙煎していると説明がありました。グローバルです。
プルーンのようなフルーティーなわずかにありますが、続く酸味とほのかな香ばしさが味わいとしては支配的。
冷めてくると酸味が穏やかになってくる感覚がありましたが、舌が慣れてくるとむしろ別の酸味に切り替わったようなイメージに感じられました。
Ethiopia Natural ARBEGONA。
アイスを注文すると、氷の入ったグラスに直接コーヒーを注ぐセブンイレブンスタイル(?)でした。
お店の空間といいスタッフの方といい、センスがほとばしるオシャレなお店で、モロッコでもこういうお店が流行っていくのだろうかというワクワク感がある一方で、僕のいた時間のお客さんは大半がアジア系の若者で「もともと知ってる」というだけのことだったようにも思います。
マラケシュのコーヒーシーンにこれからも注目だなと思いつつ、ごちそう様でした!