気になるお店のオープン情報を耳にしたので、祖師ヶ谷大蔵へ移動。
何でも、同じ祖師ヶ谷大蔵にあるクレープ専門店「オレンジカウンティ」さんの店長さんが、新しいお店を出されたのだとか。
オレンジカウンティさんは1度しか伺ったことがなかったのですけど、再訪したいと思っていたのでこの機会に行ってみようと思い立ったのですよね。
クレープリー・チロル。
前週末の2月末にオープンされたばかりとのことで、たくさんのお花に囲まれていらっしゃいました。
店長さん自体に付いているファンが多そうでしたので、新店オープンということで常連さんが殺到しているのではとドキドキして伺いましたが、
幸い行列はできていませんでした。
桜モンブランの春のイチゴクレープ(850円)。
レギュラーメニューは300円台から500円台で用意されていますが、月限定のスペシャルが850円で3種類もありました。
狭い店内は待合スペースといった様相ですが、椅子と机が用意されているので2人までは店内で食べることができそうです。
クレープの中にはモリモリのクリーム、ヨーグルトクリーム、桜クリーム、イチゴ&ラズベリーソース、苺。
クリームはホイップクリーム(大盛り無料)、純生クリーム、豆乳クリームの3種類から選ぶことができたので、
僕は純生クリームでお願いしました。
原価に差のある3種ですが、量を変えることで追加料金なしで提供されているようです。
桜クリームはモンブラン状に。
桜あんを混ぜ込んでいるのか、ちょっとザラッと舌触りがありました。
和の雰囲気を感じる、春の香りです。
このクリームはやや甘め。
苺は注文を受けてから切っているのかも。
それほど香りは感じられませんでしたが、クリームとの相性は間違いのないもの。
こういうクレープってあまり食べ慣れないのですが、中身をある程度食べ進めてからクレープに取り組めばいいのでしょうか。
ほんのり透けて見えるような上品でキメの細かい肌合い。
横から見るとこんなにメタボリックなフォルム。
たーっぷりクリームが入っているようです。
持つとずっしり重みがあって、触るとクリームなのに弾力があるほど詰まっていて、
食べる前からムフフフと幸せで頬が緩んでしまいましたよ( ̄▽ ̄)
桜クリームの下にヨーグルトクリーム、さらに下に純生クリームという構成だったと思います。
純生クリームは、底の底の先までギュウギュウに詰まっていてちょっと驚きました。
掘り進めていくと、カット苺とイチゴ&ラズベリーソースが発掘されました。
ソースはそれ自体特筆すべきものではないものの、クリーム、特にヨーグルトクリームと相性抜群でかなりスプーンがグングン進みました。
ちゃんとしたものを使って丁寧に作られたクレープでした。
"想像もできなかったような素晴らしいクリーム"みたいな魅力があるわけではないのですけど、
"ちゃんとしたクリームをこれだけ満足に食べられる"というだけでまた食べたくなるだけの魅力になっていると思います。
最後に包みから取り出していただいたクレープ生地は、さすがのコシのある弾力でとても美味しかったです。
これが求肥のようにも感じられて、桜餅っぽくもなっていたように思います。
食材の合わせ方も面白かったですし、毎月限定メニューを食べに行きたくなってしまいそうです。
ちなみにクリームのチョイスに関して言うと、
僕の次に来た女性は説明を最後まで聞くことなく「純生クリームで」と即答していらっしゃったので、
やっぱりこういうお店が好きな人は純生クリームの需要に偏りそうだなと思ったのですけど、
次に来た"か弱そうな"女性が「豆乳クリームでお願いします」とお願いしていて、
なるほどそういうニーズは一定層あるのかもしれないなと知らされた矢先、
快活な男性が「ホイップクリーム大盛りで!」と注文されるのが聞こえて来て、
あ、この店すぐ流行るな。
と確信した次第です。
口が既にクレープのモチモチ感を思い出していますー(´Д`)また伺います。