というわけで一夜を明かす砂漠のテントを目指して、ラクダさんに乗って出発します。
こちらが相棒となるラクダさんたち。
ゆったりとした動きで乗り心地がよさそうに見えて、斜面でズルズル滑りながら歩くので多少怖さはあり、まあまあ重いリュックを背負って来てしまったため下り坂では手で全体重を支える必要があるなどそれなりに乗りこなすのに苦労はしましたが、これまた楽しい経験でした。
僕のラクダさんと前のラクダさんの仲が悪かったのか、途中で小競り合いを始めてしまい、先導するベルベル人が説教する時間もあって少し笑いました。
日が傾いてくるにつれ、光と影が織りなす景色が美しく変化します。
最後は斜面を上って見晴らしのいいところから、日が落ちるのを眺めました。
暗くなったところでもう少し移動して、テントに向かいます。
テントに着いたら、まずは歓迎のミントティー。
喉が渇いていたこともあっておかわりを要求する勢いでグビグビ飲んでしまいました。
慣れなのか、この国の気候に合っているからなのか、この辺りからミントティーを欲する身体になっています。
少し部屋でまったりしたら、食事どころのテントに移動してみんなで夕飯を食べます。
砂漠の真ん中でもホブス。
水は冷凍庫がないからか、ミネラルウォーターを凍らせたもの。
全然融けないのでみんなちびちびしか飲むことができず、砂漠の水分は貴重だなあと思いました。
こちらはモロッコに来て初めての米食、野菜カレー的なものでした。
辛さはなく、スパイスで風味のいい野菜炒めという感じ。
野菜の甘みがよく出ています。
オレンジが添えられていたのが興味深かったです。
ポテトとトマトのタジン的なもの。
腹持ちのよさそうな1皿です。
バナナと杏みたいなフルーツ。
砂漠の食事としては贅沢なのかもしれませんが、やはりちょっと使われるものや調理内容に制限のありそうなところが伝わってくる夕飯でした。
この後はキャンプファイアーでベルベル人の音楽演奏を楽しんだり、民族楽器を触らせてもらったりして過ごしました。
だいぶ身体も疲れてきたところで、ベットに倒れ込んで泥のように眠りました。