この日はマラケシュに行くなら訪問しておきたいスポット「マジョレル庭園」と「イヴ・サン・ローラン美術館」の入場券を予約してあったので、朝からそちら方面へ。
途中で創業100年を超える老舗コーヒーブランド「BACHA COFFEE」にも寄りたかったのですが、数時間待ちのようだったので断念。
マジョレル庭園の予約時間に余裕を持って到着しましたが、時間を結構過ぎてからようやく中に入ることができました。
1920年代に画家マジョレルが造園し、その死後デザイナーのイヴ・サン・ローランが買い取って修復した庭園です。
サボテンをはじめとした南国の植物が茂る中に、コバルトブルーの建造物がまぶしいほどに鮮やか。
庭園の隣にあるイヴ・サン・ローラン美術館。
ここの撮影は順番待ちの列ができていました。
見応え満載の午前中があっという間に過ぎて、昼下がりの中途半端な時間になってしまったので、前日チェックしてあった近くのカフェ「Terra Mia cafe」でお昼をいただくことに。
ラップサンド(ツナ)。
フランスの保護国だった歴史から、旅が始まってからパンばかり食べてきましたが、ここはパリの街角のようなカフェでした。
爽やかな軽いラップサンドですが、脂の旨みが濃く強いです。
ラップサンド(チキン)。
チキンもはっきりした味でまた別のよさがありました。
サントノレ。
どれも魅力的でしたが、せっかくなのでフランス菓子らしい王道のお菓子を選びました。
中にクレームパティシエール、外はバニラ風味のシャンティだったかと思います。
ちょっとボテッとはしている面はありますが、何か自然のもののような美しさを備えています。
特に印象に残っているのが、シャンティの濃さ。
決して重くはないのですけど、旨みというのかコクというのか、味の密度が濃いように感じます。
モロッコではバターを作らないから牛乳が濃厚という話も聞きましたが、そういう背景もあるのでしょうか。
ラップサンドもよかったけど、お菓子をもっと食べてもよかったかもななどということが頭をよぎりつつ、ごちそう様でした!