30代も半ばとなると春には自然と桜餅が食べたい気分になるので、風に誘われるように茗荷谷 「一幸庵」さんへ。
売り切れていないか心配でしたが、3種類の桜餅が全て残っていたので3つ購入することにしました。

桜餅(導明寺)。
桜餅、特に導明寺といえば桜色のイメージがありましたが、こちらはなんと白色。導明寺色と言ってもいいかもしれません。

おはぎを思わせる粒立った歯触りで、味のする導明寺餅です。
導明寺の桜餅というと「大体こんな感じ」とイメージしていたものとは全く違う品のいい食感と味があって、「このお菓子はこういう表現を目指しているのか」と桜餅の解像度が上がる体験でした。
中は粒あん。
桜餅(餅皮桜餅)。
いわゆる関東風の桜餅。
しっとりなめらかなクレープのような生地の中に、このお店の名物「わらび餅」を思い出す瑞々しいこしあん。
「一幸庵」さんのこしあんは他のお菓子でもいただく機会がありますが、特にこのみずみずしいタイプのものは、ハイキングの途中でみつけた湧水に触れたときの、自然と一体になったような全身に心地よさの駆け巡る感動があるのですよね。
桜の葉も、塩気が強そうでいて一緒に食べるとちょうどいい。
薄墨ざくら(餅皮桜餅)。
珍しい黒糖生地の桜餅。
ちょっと歯応え、舌触りも異なっていて、こちらの方がずっしりしてザラつきのある感じ。
生地の違いだけかと思いきや、こちらは粒あん。
また違った個性を楽しめました。
何軒か食べ比べる計画もありましたが、ここだけで満足できてしまったな!と思いながらごちそう様でした!