チーズシリーズの2回目。
フロマジェダフィノワ・トリュフ。
フロマジェダフィノワは「カマンベール」の名前で有名な白カビ系のチーズの一種。
目の細かいフィルターを通したミルクを使っているそうで、豆腐に例えるならブリーが木綿でこちらは絹ごし。
クリーミーで密に詰まった舌触りで口どけもしっとり、常温に戻しかけのバターのよう。
そして名前の通りトリュフを混ぜ込んであるのでふんわりと香りが添えられています。
クリスマスの時期はトリュフ系のチーズをいただきたくなるのですよねえ。
トリュフ入りということでプレーンなフロマジェダフィノワに気持ち乗っかった10,000円/kgくらいです。
アッペンツェルエクストラ(ブラックラベル)。
白ワインやスパイスの入った塩水でウォッシュして熟成させたスイスのチーズ。
アッペンツェルというのはスイス東部の村の名前だそうです。
3か月、5か月熟成のものはそれぞれ銀、金のラベル。
そしてこちらの黒ラベルは、値段も質も極上の8か月熟成。
チーズの説明でよく使われる「ナッツのような」という系統の風味がギュッと詰まっています。
後味はピュアにミルクのような感じとワイン系のスッキリした香りが融け合って伸びていきます。
「黒ラベルが極上」と書きましたがこれはお店の方の受け売りで、銀や金はいただいたことがないのでしっかりそちらも押さえておきたいですねえ。
こちらは8,000円/kgくらいで、グリュイエールとコンテの間くらいの価格のイメージかな?
ピコドンAOC。
独特のネーミングですが、プロヴァンス語の「ピカン(辛い)」と「ドゥ(甘い)」が合わさったものなのだとか。
表面は「ネッチリ」が凝り固まったような硬さ、中はミチミチに詰まった、そんなシェーブルチーズです。
中心近くは日が経つと柔らかくなってくるような気がします。
熟成が進むと辛くなるそうですが、こちらはそんなに感じないかな?
ピリッと来そうな香りがふっと鼻に抜けた程度だと思います。
山羊特有の香りがストレートに強いので、好きな方にはハマる系のチーズだと思います。
食感も面白いので、山羊の香りが大丈夫でしたら結構おすすめしたいチーズです。