9月21日(金)、しっかりめに雨の降っていたこの日、金曜のルーティーンになっている高はしさんがお休みということでどうしたものか…と考えながら、やっぱりまずは米花さんへ。
「雨降ってんの?今日はダメだな~」とJさん。
とはいっても、この時期にはもうすっかりお客さんの殺到する毎日になっていらっしゃいましたけどね!
お料理はこんな感じ。
米花さんらしい「色」。
ししとう、がんも、ひじき煮。
ひじき、油揚げとかがんも、ここにないものも言えば、こんにゃく、とうふ、切干大根…
いわゆる日本の家庭料理の素朴な食材がどれも良いモノをお使いなのですよね。
もちろん、丁寧な調理でやさしい味付けも素晴らしいのですけど、この辺の食材に「良いモノ使う」という感覚ってありそうでなかなかないと思うのですよ。
ギュッと詰まったがんも。
お出汁が浸みて、重みのあるやわらかさ。
さらに大豆の香りもちゃんとするのですよねえ。
ししとうは炒めもの。
ししとうあるあるなのですけど、最初に食べたひとつめがエラく辛かったので以降は恐る恐る口に入れたのですがあとは全く辛くないという…。
では奥の。
まぐろを。
中トロと、赤身と2種盛りになっています。
下品ですが、筋から剥がすようにしていただいてしまいました。
とろけるよう。
深めの旨みと、あとに残る鉄っぽい香りと酸味。
夏っぽさを残した冬気味のまぐろでしたねえ。
さりげないお味噌汁に見えて、ミョウガとしめじ入り。
米花さんらしく、多品目を堪能できる朝ごはんでした。
もう築地で、この場所で朝ごはんをいただけるのも数えるほどですが、何と何と何といただけるでしょうと考えながら、ごちそう様でした!