この日も例のごとく「米花」さんへ。
早速出てきた小皿は…、
衣被(きぬかつぎ)。
皮付きのまま蒸した里芋ですね。
秋の料理のイメージですが、いつ見てもほっこりするビジュアル。
指でつまんで、ぴょっと皮から飛び出させて食べられることもありますが、今回はあまり上手くいかなかったのでペリペリと剥がしていただきました。
里芋の土気ある味わいと少しの甘み。
続いて大皿でメインの炒めものが登場。
食欲をそそる肉料理の香りがします。
キャベツと牛肉の炒めもの。
キャベツは芯に近そうな厚みのあるものを使っていて、ボリューミーな食感。
世の中的には春の青々してやわらかいキャベツがありがたがられがちですが、個人的には冬キャベツのゴリゴリして甘いのが好みなのですよねえ。
プルコギ系というかコチュジャンっぽいというか、焼肉のタレのような甘くてピリ辛の味付けです。
キャベツに埋もれていますが、お肉もモリモリに盛り込まれて、食べ応えバツグンの1皿でした。
いや~ボリュームのある朝ごはんだったな~と油断していたところに、刺身盛り合わせ。
それもこれまたなかなか「これぞ米花」という量です。
まず目を引くのはたこ。
かなり大振りなカットになっていますが、大きめのひと口でかぶりついて口の中でぶつ切りサイズにしていただきます。
食べ物は豪快にかぶりつく楽しさがある一方、美味しく感じるサイズってありますよね。
「米花」さんでは両方を味わえる気がします。
ほぼサシの大トロ。
ただただ脂の甘みを堪能できて、サシにほんのり色が付いたくらいの食味です。
こちらは赤身から中トロに差し掛かる部位。
赤身側から食べ始めて、脂の甘みが余韻に残るという順番が好みです。
というわけで贅沢至極な朝ごはんでした。
炒めものが「米花」さんではちょっと珍しい味付けのタイプだったので新鮮でした。
こういうのが出てくると家でも真似したくなるのですよね。
大満足でごちそう様でした!