久しぶりに高円寺の「珈琲店長月」さんへ。
下北沢の「珈琲屋うず」さんが始めたnoteで、店主さん同士が興味深い対談をしていらっしゃって気になったのですよね。
注文はブラジル。
対談の中で言及が多くて特に気になった豆だったのですよね。
店主さんはブラジルの豆の味を「こってりどっしりしたテリのある味わい」と表現されていました。
テリは「照り焼きっぽい味」とのこと。
甘みを感じさせたり、コクが深かったり、ともすると塩味のように感じられるミネラルの味わいがあるために、そういう印象があるのかもしれません。
対談の中では「苦味5、味4、酸1」になっているのを、「苦味4、味5、酸1」にしたいと語られていました。
とはいえ対談当日からは半年くらい経っていそうなので、まったく違った仕上がりにはなっているのだと思います。
しかしそのあたりの味を気にしてみると、やはりボリュームがあるのは苦みや旨み。
数値的に細かな分析はできませんが、今回に関しては旨みの方が少なくとも上回っているようには感じられました。
洗濯物のピンチハンガーの洗濯バサミで紙を立ててカレンダーにしているのがかわいいです。
「長月」の店主さんは「(珈琲の味を) あまり他の食べ物に例えたくないっていう意地がある」と語られていてなるほどなあと思ったのですけど、すかさず抽象的な味の表現の一例としてうずの店主さんが「夕暮れの海岸線を歩いている感じの味、みたいな?」と聞き返すのが秀逸だなと思いました。
コーヒーを飲みながら逐一チェイサーのように水を挟むお客さんがいるけどあれがよく分からない、というお話などは「僕だ……」と思いながら読ませていただいて大変興味深かったので、ぜひみなさんにもお読みいただきたい記事になっていました。
次回はブレンドもいただきたくなったなと思いつつ、ごちそう様でした!