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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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東京ディズニーシーの「マゼランズ」でシェフのおすすめコース(名古屋コーチンのガランティーヌ、和牛のグリエ、紅茶クリームとオレンジのヴァシュラン他)、マゼランコース(ポークと鶏レバーのテリーヌのゼリー寄せ 合鴨のリエット、国産牛フィレ肉のポワレ、チーズテリーヌ他)。

ディズニーシーに行くとなると1番重要になってくるのは「何を食べるか」という点ですが(個人差)、価格帯の好みがあるとはいえ1番いいお店とされる「マゼランズ」さんの予約が取れたのでランチはそちらでいただくことにしました。

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地球儀を中心とした内装は、アトラクションの一つを体験しているような気分になります。

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メニューはQRコードを読み込んでオンラインで見るスタイルで、料理の内容まで事前にホームページで確認して選ぶことができます。

今回はスペシャルコースと、通常コースのうち上のランクの方のマゼランズコースを注文しました。

以外、まずはスペシャルコースの方をひと通り。

前菜、魚料理、肉料理、デセールという構成で、10000円という価格設定から考えると皿数は少ない方かも。
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名古屋コーチンのガランティーヌ ソーテルヌワインのジュレを添えて。

名古屋コーチンをクラシカルなフランス料理に仕立ててあります。
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真ん中にガランティーヌ、その下にジュレ。

周囲には金粉をあしらったホワイトバルサミコソースを引いてありました。
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ガランティーヌは中に鶏、マッシュルーム、チーズを包んだもの。

旨みの強い名古屋コーチンと、さっぱりしたジュレや風味のよいバルサミコソースとを合わせながらいただきました。
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パンはミッキー印のグラハムパンとくるみパン。

バターはフランス産「ル・ムニエ」の発酵バターで、お代わりは有料とのこと。

恥ずかしながら「ル・ムニエ」は存じ上げませんでしたが、先日の伊勢丹新宿フランス店にも出店されているのを見かけました。
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蝦夷鮑と帆立貝のブルギニヨン。

エスカルゴの定番料理であるブルギニヨンは、他の貝を使って。
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にんにく、エシャロット、パセリと合わせたバターを載せてオーブンで焼き上げてあります。

鮑、帆立の特徴的な食感、風味が味の強いバターに対しても個性を利かせた仕上がりになっていました。
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泡はコンソメ、ピューレはセロリラブだったかと思います。

添えられた野菜はホワイトアスパラ。

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モダンな盛り付けに対して、味わいはクラシカルに努めた感じの1皿でした。
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和牛のグリエ 白味噌とアーモンドとクレソンのコンディマン 和牛のカルボナード。

メインですが、前菜のように複数のお料理を盛り合わせたスタイルでした。
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脂ののったイチボを網焼きににしてあります。

強い香ばしさと脂の甘みでインパクトのある食べ応え。

わさびのように見えるコンディマンは意外に穏やかな風味でしたが、肉の印象をふっと書き換えてくれるものでした。
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カルボナード。

こちらも牛肉を使った1品で、ビールで煮込んだベルギー料理です。

しっとりして美味しい。

オニオンリングで囲むところは洒落っ気でしょうか。
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トリュフ風味のマッシュポテト。
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牛肉を中心に、味を楽しむ1皿でした。
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紅茶クリームとオレンジのヴァシュラン ホットチョコレートソースを添えて。

別添えの温かいチョコレートソースは3回に分けてかけるように説明がありました。
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まずはそのまま。
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メインはムースのような紅茶クリームで、下のオレンジ、メレンゲの食感と合わせて楽しむデセールのようです。
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こちらがチョコレートソース。
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同時に口に入れたときにあまり馴染まなかった3要素が、濃厚なチョコレートソースでやや強引な気はするもののひとつにまとめ上げられます。

特にオレンジの味との組み合わせは、グッとひとつのフレーバーに引き込んでしまうような噛み合わせのよさを感じました。
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だんだんとチョコレート菓子に移り変わっていく様子も面白かったです。
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食後はコーヒーをいただきました。

以下は味見程度にいただいたマゼランのコースです。

こちらは皿数は同じで、デセールだけプリフィクスになっていて8000円でした。
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ポークと鶏レバーのテリーヌのゼリー寄せ 合鴨のリエット。

リエットとゼリー寄せを重ねた球体の前菜です。
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ゼリー寄せはポルト種を使っているそうで、大人びた色みをしています。

マゼランの航路をイメージして引いたバルサミコのソースのラインの向こうに、ドライいちじくとトリュフ塩。
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球体が表すのはお店のシンボルでもある地球儀。

マゼランの名前を冠する意味のよく分かるスターターの1皿でした。
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真鯛と帆立貝のポワレ オレンジ風味のヴァンブランソース。
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青梗菜の下に隠れて真鯛と帆立のポワレ。

温かいヴァンブランソースが優しい味わいです。
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国産牛フィレ肉のポワレ マディラソース。

赤身で柔らかい肉質のお肉に、香りよいマディラ酒のソース。
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粒胡椒が3粒並んでミッキーみたいになっていました。

添えられているのが天ぷらと椎茸のバターソテーでちょっと不思議。
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チーズテリーヌ マスカルポーネアイスクリーム添え。

ミッキー型のチュイルみたいなお菓子の下に、マスカルポーネのアイスが隠れています。
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ややスフレよりのベイクドチーズケーキという感じ。

ベリー系の酸の利いたソースを差し色みたいに使っていただきました。
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オリジナルノンアルコールカクテルはレモンゼリーとパイナップル、マンゴーの入ったティーソーダでした。

かなり皿出しのテンポが早かったので、前のお料理を出したらすぐ次のお料理を準備し終えているのではないかという気がしました。

若干作り置きっぽさが出てしまう一方で、外で遊ぶ時間を残すようにしてくれている配慮なのかもしれません。

行き届いたサービスはさすがだなと思わされましたし、老若男女リラックスして過ごせそうなフランス料理店ではという空間は唯一無二感がありました。

大満足でごちそう様でした!

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