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美味しいもの食って写真撮って、あとで振り返ってのブログ

食べ歩きの記録です。よく食べ、よく歩きます。

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西荻窪の「Ruins Coffee」でエチオピア、バスクのカルダモンチーズケーキ。

西荻窪にひっそりとオープンしたコーヒー店の噂を聞きつけて、食後の一服に寄り道いたします。
 
この記事を書いている今現在食べログページは確認できず、当日はTwitterの公式アカウントに記載されている住所を頼りに訪問しました。
 
Ruins Coffee。
「青い猫」というスナックの店舗を、お昼に間借りする形で営業されているようです。
 
行列のできるラーメン店「はつね」さんを目印に、細い路地に入っていくと説明すると分かりやすいかもしれません。
 
店内は、どんなに細い人同士でもすれ違うことができないような造りで、いちいち手前のお客さんが出払って道を開ける"満員電車"スタイル。
そのたび声を掛け合って、ほのぼのとした時間が流れます。
 
メニューは数種のシングルオリジンコーヒーと、自家製のスイーツ。
コーヒーはデミタスも可能とのことでした。
 
初訪問なので、スタンダードにエチオピア(600円)を注文。
 
スイーツはバスクのカルダモンチーズケーキに。
 
こちらのお店が「気になった」というのは、恵比寿の人気店「Tram」にいらっしゃった女性がオープンさせたという経緯を伺ったからなのですよね。
 
電気スタンドの灯りに近いところで、1滴1滴数えられそうなほど丁寧に、かつ、楕円を描くように特徴的な美しさでドリップする様は、Tramのご主人とピタリと重なって見受けられました。
香りはそれほど広がらず、収まりのいいモカに仕上がっている気がします。
 
反面、味は強くて、特に伸びのいい苦みが印象的でした。
小さなものから大きなものまで動かす力強さを感じました。
 
バスクチーズケーキというのは、表面のこんがり焼き色が特徴的な、山羊のチーズを使ったチーズケーキですね。
 
山羊のチーズは苦手な方も結構な割合でいらっしゃいますが、チーズケーキに「変身」させるとクセがなくなって万人ウケしそうな味になるのですよねえ。
 
黒々とした焼き色。
 
この表面は、強めにトーストした食パンのクラストみたいな味わい。
 
先っぽは軽めの食感で、外へいくほど重たく詰まった仕上がりになっていました。
 
下に敷いてあるメイプルシロップ(はちみつだったかな?)が、生地を崩しつつ甘みがときたまアクセント。
 
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山羊のチーズの香りをもう少し感じたかったところではありますが、コーヒーメインでいただくにはさっぱりした仕上がりでよかったと思います。
 
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淹れ方はTramさんで見たそのままのような感じでしたが、味わいに違いがあったのは自家焙煎されている豆の違いとかでしょうかね。
 
お話するとチャーミングな女性店主さんが淹れる、ゴリゴリに渋いコーヒー。
メニューも複数あって、焙煎も変化がありそうですから、定期的に伺いたいお店がまた1つ増えてしまいました。
 
ごちそう様でした。

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